北海道の冬のイベントを代表する「千歳・支笏湖氷濤(ひょうとう)まつり」が27日、千歳市支笏湖温泉の第5駐車場で開幕した。会場には、湖の澄んだ水を掛け、造り上げた氷像約30基が並ぶ。26日夜にはライトアップの試験点灯が行われ、神秘的な空間が出現した。2月25日まで。
支笏湖まつり実行委員会(小林典幸実行委員長)主催。入り口の氷のドーム上に展望台が設置され、約6.5メートルの高さから湖や会場全体を見渡せる。高さ約13メートルの「ブルータワー」2基や、壁面にマツを敷き詰めた氷のトンネル「苔(こけ)の洞門」が人気。氷の中で魚を展示する「氷族館」は4年ぶりに復活させた。
飲み物やスープを販売する「アイスキッチン」も設ける。シラカバを使った氷壁を風よけに、廃材でおこした火を囲む空間も新たに造った。
小林実行委員長は「展望台から冬の支笏湖の魅力を凝縮した景色が堪能できる。いつも以上に楽しんでもらえると思う」と語る。入場料は高校生以上500円。午前10時~午後8時。ライトアップは午後4時半から。


