平壌で女子サッカー試合開催 24日予定のパリ五輪アジア最終予選の日朝戦には触れず 首相観戦

北朝鮮の首都平壌の金日成競技場で17日、サッカー女子の国内2チームの試合が、16日の故金正日総書記の生誕82年記念日に合わせて開かれた。

国営メディアが18日報じた。24日には日本代表「なでしこジャパン」と北朝鮮のパリ五輪アジア最終予選第1戦を控えているが、言及はなかった。

試合は、金徳訓首相や崔竜海・最高人民会議常任委員長ら朝鮮労働党と政府の高官が観戦した。16日の記念日に際し女子サッカーの試合が開かれたことは過去にもあるが、高官の観戦が伝えられるのは異例。金徳訓氏はスポーツ政策を統括する国家体育指導委員会の委員長を兼務している。

党機関紙、労働新聞は試合の様子や、競技場の観覧席を大勢の人々が埋める写真を掲載した。観客は「闘志を発揮した選手に熱烈な拍手喝采を送った」という。(共同)