ヘンリー王子、ネットフリックスと1億ドル契約結んだのに…突如Huluでドキュメンタリー公開

英国のヘンリー王子(39)が14年に立ち上げた負傷兵士らのための国際スポーツ大会インビクタス・ゲームに関するドキュメンタリー「ヘンリー王子のミッション:人生、家族、そしてインビクタス・ゲーム」が25日、ディズニー傘下の動画配信サービスHuluでサプライズ公開された。

ヘンリー王子夫妻は、ライバルとなる大手ネットフリックスと20年に5年1億ドルともいわれる大型契約を結んでいるが、予告なしに突如Huluで新番組の配信が始まったことに驚きの声が上がっている。英ミラー紙は、ネットフリックスがこの番組について知っていたかどうかは不明だと伝えている。

王子夫妻は、初の冬季開催となる25年バンクーバー大会まで1年となったことを記念し、今月14日から3日間の日程でカナダのバンクーバーとウィスラーを訪問。現地でトレーニングを視察するなどし、王子自らスケルトンやチェアスキーに挑戦するなどPR活動に精を出していた。滞在中、現地で米ABCテレビの番組「グッドモーニング・アメリカ」の単独インタビューに応じて「家族を愛している」と語って話題になったが、ドキュメンタリーはこのインタビューを基に構成されている。タイトル通り、大会についてだけでなく、自身の人生や家族についても語っている。

PR専門家のジェーン・オーウェン氏は、ミラー紙の取材で「ネットフリックスがこのドキュメンタリーについて知らなかったはずがない。あれだけの多額の資金を投じた契約には、王子が他のネットワークで番組を作るためにはどのようなハードルを乗り越える必要があるのか、非常に具体的な規制があっただろう」とコメント。さらに、最初にネットフリックスがこのドキュメンタリーの配信を拒否し、手放した可能性があるとも指摘。その場合、ネットフリックスは夫妻から距離を置き、関係を断つ可能性もあるかもしれないと話した。一方で、今後より大きなプロジェクトを進めており、そちらに力を入れている可能性もあると述べている。

来年にはネットフリックスとの契約が満了を迎えることから、今後の両者の関係に注目が集まっている。

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