名古屋市のマンションで昨年11月、古物販売店店長の住人男性(42)の遺体が見つかった事件で、愛知県警中署捜査本部は27日、男性の首を絞めて殺害し、店や男性宅から現金や貴金属など約1300点(時価計約7400万円相当)を奪ったとして、強盗殺人の疑いで元従業員の無職内田明日香容疑者(30)=死体遺棄罪で公判中=を再逮捕した。
再逮捕容疑は昨年9月29日、同市中区新栄2丁目のマンションで、住人の阿部光一さんの首を両手で絞めて殺害し、同11月17日ごろまで中区内の店などから、現金約80万円と貴金属など約1300点を奪った疑い。
捜査本部によると、遺体は毛布に包まれ、クローゼット内で見つかった。頭部に袋がかぶせられ、手首は縛られていた。安否確認に訪れた警察官が11月21日に遺体を確認した。捜査本部は同月24日に死体遺棄容疑で逮捕していた。
共謀して遺体を遺棄したとして、内田容疑者が行きつけだったホストクラブ店の元ホスト小山直己被告(23)も逮捕、起訴され、死体遺棄罪で公判が続いている。
